今朝の地元地方紙から『暗渠で防ぐ 質・収量低下』
一部抜粋させていただきます。
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降水量が少ないとされてきたオホーツク管内だが、昨年の大雨被害に象徴されるように、近年、極端に雨が多い年が多い。
地面に溜まった水を排除するには、『暗渠』が効果的とされる。
その暗渠とは何か。簡単に言うと、深さ約80cmの溝を掘って素焼きの土管や穴の開いたパイプを入れ、その上に疎水財をかけ、表土を被せたものです。
それで降った雨や地中の水を排除する。
疎水財とは、火山灰や貝殻、もみ殻、木材チップなどが使われている。
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以上が簡単な暗渠の説明です。
この暗渠パイプが魚の骨のように広がり約12m間隔で掘られます。
道農政部さんの調査によりますと、大雨災害があった昨年、未整備の畑は整備済みの畑より収穫量が1割少なく、4割の畑が病害による規格品外が出るなど品質の低下がみられ、整備済みの畑では品質低下がなかったらしいです。
しかし北海道の農業整備予算は前年度の4割減。
この状態だと収量も少なく品質の悪い作物になり、商品の値段も上がり家計を圧迫することにつながると思います。
自分は、昨年度この暗渠工事と、畑の土質を変えて作物に適する土質に変える客土工事を担当しました。
発注者さんからの要望で、暗渠の必要性を北海道議会議員さんと支庁長さんに現場で見せたいということで現場視察の場を提供しました。
世間一般的には、無駄な公共工事と言われていますが、このように生活の一部である食に関係する公共工事もあるのです。
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自分も若い時に暗渠工事担当しましたよ。
最初は測量斑、その段取りが終ったら、写真斑と畑を走り回っていたけど、全然痩せなかった(笑)
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私は、全然痩せません(笑)
昔は測量もしましたね。
今は測量会社に外注し、測量結果から配線の水理計算チェックも行います。
お陰で書類作成が山に!(笑)